「子どもへの想い変わることはない」 神戸連続児童殺傷事件26年

  • X
  • Facebook
  • LINE

1997年に神戸市須磨区で起きた神戸連続児童殺傷事件で、小学6年生だった土師淳君の命が奪われてから5月24日で26年となりました。

26年前、土師淳君(当時11)が事件で犠牲となりました。

【淳君の父・土師守さん】 「私たち夫婦もそれなりの年齢になって容姿も変わってきていますが、亡くなった子ども自身は当時と変わりはありませんのでそういう意味で違い、時の流れというのは感じます」.

1997年2月から5月にかけて神戸市須磨区で小学生5人が次々と襲われた神戸連続児童殺傷事件。 5月24日に、当時小学6年生だった土師淳君が殺害され、その後、遺体の一部が中学校の正門で見つかりました。 事件では、淳君のほか、小学4年生の山下彩花ちゃん(当時10)も犠牲となり、中学3年生の14歳の少年が殺人などの容疑で逮捕されました。

土師さんは毎年、命日に合わせて手記を公表していて、犯罪被害者への経済補償の改善や兵庫県の犯罪被害者等支援条例の制定などこれまで携わった活動を振り返りながらも、「子供への想いは変わることはありません」と心境を記しています。

【淳君の父・土師守さん】 「何年経っても子どもに対する気持ちというのは変わらないと思いますし、今後も変わらないと思います」 また、土師さんは、去年10月に明らかになった神戸家庭裁判所の事件記録の廃棄問題について、「絶対に許されることではない」として、記録保存の手順を確立することを求めています。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。