兵庫県養父市の明延鉱山で5月19日、坑道内で熟成させた日本酒の蔵出しなどが行われました。
1987年に閉山した養父市大屋町の明延鉱山は、坑道跡の気温が年間を通し12度ほどに保たれていて、日本酒を熟成するのに適していることから、宍粟市の山陽盃酒造が、坑道内に日本酒の熟成庫「明寿蔵」を設置しています。
5月19日は、1年近く熟成させた純米酒「明延」が蔵出しされ、養父市の山下副市長ら関係者が熟成した味を確かめていました。
「明延」は5月19日から養父市内限定で販売されます。
また、今シーズンの「明延」と、純米吟醸酒「仙櫻」の蔵入れも行われ、「明延」はこれから1年間、「仙櫻」は半年間、坑道内で熟成されるということです。