【阪神】サン初登場の福留孝介氏、「佐藤輝が盗塁すると分かった」

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  • サンテレビ ボックス席 (左から)福留孝介氏、村上昂輝アナ/バンテリンドーム ナゴヤ

◾️阪神3-1中日/5月17日

阪神は、押し出し、タイムリー、犠牲フライで小刻みに加点し6連勝。先発の西勇輝は今季2勝目。
サンテレビ ボックス席 初登場の福留孝介氏が解説を務めた。

◾️ガマンして先制点

(中日先発の涌井に3回まで三者凡退に抑えられた阪神は4回、ヒットと四球でニ死1、2塁とし、打席に好調の佐藤輝明。
佐藤はファウルと空振りで 0ボール2ストライクと追い込まれた)

福留氏「(佐藤は)あとはボール球、低い変化球を、どれだけガマンできるか」

(3球目、インコースのストレートを見送ってボール)

福留氏「これでいい。まだピッチャーは余裕あるので、もう1つガマン……」

(4球目、外角の球を見送ってボール)

福留氏「ピッチャーの一番いいボールと思うが、(佐藤は)追いかけずにガマンしている」

(5球目、外角の変化球を見送ってボール。フルカウントに)

福留氏「バッテリーとしては、もう一度、落ちるボールか、インサイド、高い所に真っ直ぐで、フライを打ってもらうか」

(次の球、涌井は内角へ投げた)

村上アナ「変化球、インコースが外れました。フォアボール!」

福留氏「初球、ファウルになったが、(涌井は、佐藤が)タイミング合ってると感じるんです。そうすると、最後の決めるボールは甘くいけない。ボール球をガマンすると、こうしてフォアボールで出れる」

(続く島田も四球を選び、押し出しで阪神が先制。1-0)

福留氏「ことし、タイガースの各選手は、しっかりと自分でストライクゾーンを決めている。そのゾーンから外れる球は、しっかりとガマンして、打てるボールを待っている」

◾️外野手の眼

(阪神は6回、一死1、3塁で木浪がセンターフライ。バックホームされる間に佐藤が生還し3-0に)

福留氏「(センター岡林の)捕った体勢が悪いですね。もう1、2歩、下がって、前に出ながらであれば、勝負できたかもしれない。僕は外野手として、岡林選手には期待してるので」

◾️勝敗を分けた西の1球

(西勇輝は初回、ヒット2本で二死1、3塁のピンチを招き、打席に中日5番、右打ち細川)

福留氏「(西は)外、一辺倒にならないように……。右バッターに、アウトコースだけと思われると、踏み込まれてしまう」

(西が初球を投げた)

村上アナ「右バッターへのインコース……詰まらせました! ファーストゴロ、スリーアウトです」

(試合が終わって)

福留氏「(勝敗の分かれ目は)やっぱり、初回、細川選手をしっかり抑えきった所じゃないですか。それによって、西投手が自分のリズムで行けた」

◾️新鮮ですよ

(中継の中で、福留氏の現役時代の映像を流した)

村上アナ「どんな野球人生でした?」

福留氏「ここまでやらしてもらえて、感謝ですね。こんなに長くやれると思っていなかったので」

村上アナ「タイガースファンの声援は?」

福留氏「(ほほ笑みながら)声援が味方になるのは、すごい大きいことですね」

村上アナ「(グラウンドの)外から見るのはいかがですか?」

福留氏「新鮮ですよ。(現役時代は)自分のポジションからしか見ないので、全体を見わたしながら、いろいろ考えながら見るのが、新しい発見ですね」

(そう語った直後、ヒットの佐藤が2塁へ盗塁を決めた)

福留氏「いま、僕、(佐藤が)走る前に、あ、行きそうと思って、言おうかなと思ったんですけど……。珍しく、佐藤選手がいつもと動きが違ったので。こういうのも、外から見てるから、初めて気づくことがあるんですよ」
・・・・・・・・・
次回のサンテレビ ボックス席は、5月18日の中日✖️阪神戦をバンテリンドーム ナゴヤから生中継する。
(浮田信明)

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