兵庫県議会の臨時議会では16日、正副議長の選挙が行われ、議長に自民党の内藤兵衛議員、副議長には、4月の県議選で9議席から21議席へと議席を伸ばした維新の会から5期目の徳安淳子議員が選ばれました。
自民以外の会派から副議長が選出されたのは58年ぶりで、女性の副議長は県政史上初です。
兵庫県議会の議長と副議長は1966年から半世紀以上にわたって、自民党の会派が独占してきましたが、4月の県議選で、自民は議席を減らし、過半数の44議席を割り込んでいました。
また、ことし3月、議場棟の耐震性不足が判明したこと受け、16日の議会は本会議場ではなく県庁舎3号館の大会議室で開催。広さは従来のおよそ6分の1になり、傍聴席は208席からわずか10席にまで削減されました。
議場棟の建て替えなどは、まだ決まっていないことから、議場の代用はしばらくの間続く見通しです。