姫路市の書写山円教寺にある重要文化財のお堂で、アート集団「チームラボ」の作品展が開かれています。
チームラボ展の会場は、姫路市の古刹・書写山円教寺にある国の重要文化財・食堂(じきどう)です。
タイトルは『認知上の存在』で、閉め切って暗くした全長38メートルもの空間に、二つの光の作品を展示しています。
「我々の中にある巨大火花」は、赤い光の中心から無数の線が放射状に広がり、巨大な球体が見えてきます。そして「質量の無い太陽、歪んだ空間」は、四角く区切った空間の中に光の球体が出現したり、消えたりします。
どちらも物質的には存在しないはずの形や輝きを、環境と認知の作用によって存在するように見せています。
この作品展は、姫路市立美術館が4年間に渡って続けるアートプロジェクトの一環で、チームラボは今年度、美術館でも展示を行います。
円教寺でのチームラボ展『認知上の存在』は、12月3日まで開かれます。