■最後の関門
B2西宮ストークスは5月13、14、15の3日間、佐賀バルーナーズとプレーオフ<準決勝>を戦う(佐賀市・SAGAアリーナ)。
ストークスが佐賀に2勝して決勝に進出すると、6シーズンぶりのB1復帰が決まる。
■自信になった前戦
ストークスは先週、プレーオフ<1回戦>で越谷と3連戦し、2勝1敗で準決勝に進んだ。
特に最後のゲーム3(5月7日)は、3Qに12点差をつけられたが、4Qに27得点を挙げて84-74で逆転勝ちした。また試合全体で3ポイントシュートを12本決めた(うちジョーダン・ハミルトンが5本)。
ストークスの森山知広ヘッドコーチ(HC)は越谷戦について、「途中まで劣勢だったが、ディフェンスで我慢し、必ず流れが来ると信じて戦った。スリーポイントも12本決まり、チーム全員が自信を持てた」と振り返った。
■チームは成長している
佐賀は今シーズン45勝15敗。B2西地区首位の成績を残した。
特に失点が「4357」でリーグ最少失点を記録した(ストークスは「4712」)。
ストークスとの対戦成績は2勝2敗の五分。
森山HCは「佐賀はディフェンスが強い。我々がミスをせずにシュートまで持っていけるかがカギだ。シーズンでは、アウトサイドが強い佐賀に対し、我々はインサイドが強かったが、プレーオフでは3ポイントシュートを多数決めていて、アウトサイドも成長している」と語った。
また道原(どうはら)紀晃キャプテンは、「あと2つ勝てばB1昇格。しっかり準備をして試合に臨みたい。ここまで来たら、皆さんが思っている昇格をめざしながら、チーム一丸となって戦うのみ。頑張ってきます」とインタビューに答えた。
(浮田信明)