子どものがんの治療費と偽り元夫から現金900万円以上をだまし取った疑いで、兵庫県警たつの署は11日、市内に住む38歳の女を逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、たつの市神岡町に住む38歳のパートの女です。
警察によりますと、女は2020年8月上旬ごろから2021年1月20日ごろまでの間、子どもが喉のがんになったと偽り、虚偽の診断書や医療費の領収証を元夫にLINEで送り付け、63回にわたり計約915万円をだまし取った疑いが持たれています。
元夫が、たつの市の高額療養費支給制度を申請しようとした際に、市から領収書などが「本来の書式と異なっている」と伝えられたことで発覚しました。
子どもは当時から健康で、がんにかかったことも虚偽だったということです。
警察の調べに対し女は、「治療費を負担してほしいなどとうそを言って現金をだまし取ったことに間違いはありません」と容疑を認めているということです。
警察は、動機や金の使い道などについて詳しく調べています。