【サッカー天皇杯】ハリマ、10回目の出場決める 0-2から大逆転

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決勝点を挙げた17FW平谷成矢(倒れている選手)/HARIMA提供

■兵庫県サッカー選手権 兼 天皇杯兵庫県代表決定戦

Cento Cuore HARIMA 3-2 関学大(5月7日)

サッカー天皇杯の兵庫県代表を決める「兵庫県サッカー選手権」決勝が5月7日、アスパ五色(淡路島・洲本市)で行われ、「Cento Cuore HARIMA(チェント・クオーレ・ハリマ)」(高砂市、関西リーグ1部)が関学大を破り、前身時代から数えて通算10回目の天皇杯出場を決めた。

監督兼任の8MF佐野裕哉/HARIMA提供

■後半一気に3得点

雨の中の試合、ハリマは前半に2点を奪われ、2年連続の天皇杯出場に黄信号が灯った。

しかし後半13分、フリーでボールを受けたFW岡本奈也がゴールを決めて反撃開始。
31分にはセットプレーから相手のオウンゴールを得て2-2の同点に持ち込んだ。

さらに終了まぎわの44分、相手ボールを奪ったFW堀田悠斗がドリブルでゴール前に突進し、FW平谷(ひらたに)成矢にパス。平谷がゴール右すみに決勝シュートを決めた。

J1東京ヴェルディなどで活躍し、この日もMFで先発出場した佐野裕哉監督(41)は、「前半は難しい戦いでしたが、90分通してボールを奪いに行くという姿勢を貫き、後半に逆転することができて良かった」とコメントした。

チェント・クオーレ・ハリマ/HARIMA提供

■天皇杯1回戦は21日

ハリマは関西リーグ1部に所属するクラブチームで、J1ヴィッセル神戸に続く兵庫県2チーム目のJリーグ参入をめざしている。

前身の「セントラル神戸」時代の2004年、初めて天皇杯に出場。
「バンディオンセ神戸」時代の2006年の天皇杯では、J2横浜FCを破って4回戦に進出した。

10回目の天皇杯、ハリマは1回戦で福井県代表の「福井ユナイテッドFC」と対戦する(5月21日、テクノポート福井スタジアム)。

佐野監督は「昨年の天皇杯では1回戦で悔しい思いをしたので、結果にこだわり勝ち上がれるよう準備していきます」と語った。

なおハリマ×関学大の試合はユーチューブで配信されている。
(浮田信明)

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