兵庫県の斎藤知事は5月10日、大雨の影響で堤防が決壊した伊丹市の現場を訪れ、「梅雨の時期までに河川の幅を広げて今後の被害を防ぐ」と述べました。
10日午前10時ごろ、斎藤知事は大雨の影響を受けた伊丹市の現場を訪れました。
5月7日から翌朝にかけて降り続いた大雨の影響で、伊丹市では天神川の堤防がおよそ30メートルにわたって決壊し、周辺の建物あわせて12件が床上・床下浸水の被害に遭いました。県は天神川の下を通る市道トンネル工事のため川幅をおよそ半分に狭めていたということです。
斎藤知事は天神川の堤防や河川付近の住宅街を訪れ、県の職員から話を聞くなどして大雨当日の状況や今後の安全対策について確認しました。
【斎藤知事】
「5月としては想定を超える雨量で土のうを越えてしまった。自然災害の怖さとともに河川対策の重要性を改めて知った。堤防決壊の原因をしっかりと押さえていかないといけないということを踏まえて、1人1人に寄り添って対応していきたい」
斎藤知事は梅雨に時期までに河川の幅を広げるなどして被害を防ぐとしています。