兵庫県姫路市の美術館では、「アート作品の中にある自然を楽しむ」というコンセプトの特別展が開かれています。
月に照らされ大輪の花を咲かせたボタン。
月夜の情景が写実的なタッチで描かれています。
姫路市の三木美術館で開かれている特別展は、「自然」を題材としたアート作品の中にある自然そのものを楽しんでもらおうと企画されました。
こちらは、姫路市出身の画家 新井完が描いた「石榴(ザクロ)と梨」。
描かれた一つ一つから、果物の質感が伝わってくる、見る人の目を楽しませてくれる作品です。
萩焼のひとつで、荒々しいゴツゴツとした質感が特徴の「鬼萩」。
その土地の土を生かして作られた焼き物からは、土の風合いとともに、土そのものの魅力を感じることができます。
(三木美術館 伊賀仁美学芸員)
「大きなテーマとしてアートの中で自然を楽しんでいただきたいという目的で企画をしておりますので、この美術館で楽しんでいただければ」
この特別展は、三木美術館で5月27日まで開かれています。
また美術館では4月23日まで、但馬出身の木彫り作家らによる作品も楽しめるということです。