◾️阪神1-4中日/4月21日
阪神先発の青柳は4失点。3回途中で降板した。打線は中日先発の小笠原から初回に1点を奪ったのみ。
サンテレビ ボックス席の解説は通算219勝の山本昌氏。
◾️狙った所に行かない
(青柳は2021、22年と連続最多勝。セ・リーグでは3年連続最多勝はまだない)
山本昌氏「青柳は開幕からよく頑張っている。私自身も連続最多勝があるんですよ(1993年 17勝、94年 19勝)。その次の年(95年)は疲れてダメだった(2勝)。ケガしましたから。自分では大丈夫と思ってシーズン入ったが、知らない間に疲れの蓄積があって……。
オフに(青柳に)会った時、ちゃんと(ケアを)しとけよと言ったんです」
(青柳は初回2点、2回1点を失う)
「(青柳は)きょうはミスが多い。狙った所に投げられてない。いい時はストライクが先行して攻めていく」
(青柳は3回も死球と四球でニ死1、2塁とされ、打席に9番ピッチャー小笠原)
「小笠原はバッティングいいので、ここはしっかり投げないとダメ。ここで(小笠原を)出してしまうと、交代になってしまう」
(小笠原はセンター前に弾き返し、中日が4点目。青柳は降板)
◾️岡田采配について
山本昌氏「岡田監督は、(現役時に)僕が投げてる時でも、ヤな打線を組んでくる。データー的なものと、経験から来る直感とが、上手く噛み合ってる印象がある。あと、選手をしっかり割り切って使っている」
◾️輝不調で打線分断
(1回、4番大山の犠飛で阪神が先制。なおニ死1塁で5番佐藤輝明が登場)
山本昌氏「佐藤は壁に当たっている。……けっこうインコース、好きなんでしょうね。上下のボールゾーンまで振ってくる。それでピッチャーは上手にカウント稼げる」
(佐藤は空振り三振。第2打席も空振り三振)
「いま(小笠原の投球は)145ぐらいのストレートなんですけど、ぜんぶ差し込まれている印象がある」
(結局、佐藤は3三振と1つのファールフライに終わった。試合後、山本昌氏は)
「どうしても佐藤君にいい所で回ってくるんですよ。佐藤君が復調しないと、タイガースの打線は分断されてしまう」
ベンチリポート湯浅明彦アナ
「(今岡コーチは佐藤について)『結果を出せなかった時にも、試合に出続けなければならない。その苦しさを乗り越えた時に、一皮も二皮も剥ける。そういうチャンス』と話しています」
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次回のサンテレビ ボックス席は4月28日、神宮球場からヤクルト×阪神戦を生中継する。
(浮田信明)