兵庫県の斎藤知事は20日、大阪・関西万博に合わせて展開する体験型プログラムに認定された三木市の防災関連施設を視察しました。
阪神淡路大震災の揺れなどが再現できる三木市の実験施設、「E-ディフェンス」を訪れた斎藤知事。仲田一彦市長らと共に、普段立ち入ることのできないエリアを見学し、装置の説明を受けました。
兵庫県は、2025年の大阪・関西万博に合わせて、県内の自然や文化・地場産業など、その土地ならではの体験ができるプログラム「ひょうごフィールドパビリオン」を展開します。
現在、113件が認定されていて、このうち三木市では、広域防災センターなど防災関連の施設を中心に、阪神淡路大震災の経験や教訓が学べるプログラムを予定しています。
20日は、地震の揺れを起こす車に乗り込み、南海トラフ巨大地震を想定した揺れを体験。また、カメラ付きドローンの操縦体験も行い、災害時の活用方法について確認していました。
県は、2025年が阪神淡路大震災から30年となることから、防災・減災の取り組みを三木市からも発信していきたいとしています。