JR脱線事故から18年 事故の風化を防ぐメモリアルウオーク

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乗客106人と運転士が亡くなった、尼崎のJR福知山線脱線事故から4月25日で18年となるのを前に、負傷者らでつくるグループが4月16日、事故現場周辺を歩くメモリアルウオークを行いました。

メモリアルウオークは2005年4月25日に兵庫県尼崎市で発生した、JR福知山線脱線事故の負傷者やその家族らでつくるグループ「空色の会」が現場周辺を歩くことで、事故の風化を防ごうと毎年実施しています。

16日はグループのメンバーら約30人が参加し、JR塚口駅近くの公園を出発地点に福知山線の線路沿いを歩きました。

参加者たちは途中、事故現場に設置された追悼施設「祈りの杜」に立ち寄り、花を手向けて犠牲者の冥福を祈っていました。

空色の会 中島正人さん「若い人にもこういった悲惨な事故があったと、それは過去のことじゃなくて、あした誰が事故に遭うか分からないと、そういう思いも伝えていきたい」

三井ハルコさん「一緒に歩くという動作を通じていろんな方に何があったのかを知ってもらって、私たちが伝えられることは伝えて、一緒に覚えて一緒に伝え続けてもらいたいという気持ちで歩いてきました」

空色の会は、今後も様々な活動を通じて事故の風化防止を呼び掛けたいとしています。

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