兵庫県は11日、県内で初めてサル痘ウイルスへの感染が確認されたと発表しました。
兵庫県によりますと、サル痘ウイルスへの感染が確認されたのは県内に住む40代の男性で、容態は安定しているということです。
男性は、3月下旬に発疹などの症状が出て、医療機関を受診後、4月3日に感染が分かりました。
男性は海外への渡航歴はなく、感染者との接触があったかどうかは分かっていません。
国内では3月以降、サル痘ウイルスの感染例が増えていて、11日までに106例が確認されていますが、その多くが軽症だということです。
サル痘ウイルスは、人から人への感染は容易には起こらないということですが、県は、発疹などの症状が現れた場合にはかかりつけ医や保健所に相談するよう呼び掛けています。