高級ブランド「ディオール」の偽物を販売したとして、兵庫県警は4月10日、大阪府に住む男女2人を逮捕しました。
商標法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪・鶴橋の服飾雑貨店経営者で韓国籍の男(61)と、従業員の女の2人です。
県警によりますと、2人は2月14日に男が経営する服飾雑貨店で、高級ブランド「ディオール」の偽物の手提げかばん1点を3万5000円で販売し、商標権を侵害した疑いが持たれています。
2021年に兵庫県内で発生した詐欺事件で使用された偽ブランド品の仕入れ先として、男の店が浮上したということです。
店舗からは、他にも高級ブランドの「シャネル」、「エルメス」、「プラダ」「ルイ・ヴィトン」などに似たかばんが約700個見つかっていて、警察は入手経路などを調べています。
調べに対し男は容疑を認めていて、女は、「店に遊びに行っていただけで、店員ではない」と否認しているということです。