29宮部藍梨/4月9日

■女子V1V2入れ替え戦
・姫路2-3アランマーレ/4月8日
・姫路0-3アランマーレ/4月9日

女子V1リーグ12位のヴィクトリーナ姫路は、V2優勝のプレステージ・インターナショナルアランマーレ（本拠地：山形県酒田市）と4月8、9の両日、新潟県長岡市で入れ替え戦を戦い、連敗した。

この結果、ヴィクトリーナ姫路は4シーズン留まったV1から陥落し、来季はV2で再起を目指す。

4セレステ・プラク/4月9日

■あと1歩で逆転/第1戦

8日の試合。
V2優勝の勢いに乗るプレステージが序盤からペースをつかみ、2セットを先取した。

姫路は第3セット、サウスポーの田中と、今季出場がなかった長野を起用してリズムを取り戻し、第3セット25-16、第4セット25-18とタイに持ち込んだ。

最終セットも姫路が優位に進め、14-13でマッチポイントを握った。
しかし決めきれず、デュースの末、逆に14-16でセットを奪われ惜敗した。

アランマーレは25本ものバックアタックを仕掛け、姫路のディフェンスを攪乱した。

6花井萌里/4月9日

■宮部が奮闘したが/第2戦

後がなくなった姫路は9日、宮部（日本代表）・プラク（オランダ代表）の両エースに、前日活躍した田中・長野を先発させ、必勝を期した。

しかしこの日もプレステージの勢いは止まらず、第1セットを18-25で奪われた。

第2セットは、19-24から宮部の連続サービスエースで23-24まで挽回したが押し切られ、第3セットは17-25と一方的な展開で敗れた。

姫路は宮部にトスを集中。宮部は52本のアタック（15得点）でアランマーレに立ち向かった。

試合後、選手たちは涙を流しながら観客席に深々と一礼しコートを去った。

高橋監督は「勝ってV1残留という強い気持ちで臨みましたが、力が及びませんでした。日頃、支えてくださるスポンサー、後援会、そして、いつも応援してくださるファンの皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」とコメントした。
（浮田信明）