兵庫県警の加古川警察署が、署内に安置していた男性2人の遺体を取り違え、1人の遺体を別の遺族に引き渡していたことが分かりました。
加古川警察署によりますと、病気で死亡したとみられる60代の男性2人は名字が同じで、署内の霊安室の上下2段構造の冷蔵庫に安置されていました。
3月29日に上の段の遺体の遺族が引き取りに訪れた際、署員が氏名を十分に確認しないまま、誤って下の段の遺体を引き渡したということです。
4月6日、別の署員が下の段の遺体がないことに気付いて取り違えが発覚しましたが、遺体は既に火葬されていました。
加古川警察署の吉野雅俊副署長は
「ご遺族にはさらにご心痛を与えることになり申し訳ありません。今後このようなことがないよう指導を徹底してまいります」
とコメントしています。