トルコ・シリア大地震から2か月 被災地派遣された県職員が状況を報告

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5万人を超える犠牲者が出たトルコ・シリア大地震から2カ月が経ちました。
兵庫県から、3月末に被災地に派遣されていた職員が4月6日、斎藤知事に現地の状況を報告しました。

トルコ・シリア大地震の被災地に派遣されていたのは、3月末まで県の住宅供給公社で理事長を務めていた出野上聡(いでのうえ・あきら)さんです。

出野上さんは、阪神淡路大震災や東日本大震災で住宅の整備などの復興計画に携わってきたことから、JICAの調査団と共にトルコの被災地に入り、自治体関係者らと復旧や復興に関して意見を交わしてきました。

現地では、地震の影響で人口のほとんどが流出してしまった地域があり、復興住宅の建設は進んでいるものの、新たなコミュニティーの形成に今後課題が出る恐れがあるということです。

井野上さん「阪神淡路大震災では独居や高齢者のみの世帯が多くて、そういった方々へのサポートを考えていく必要がある」

県は被災地支援のため、5月31日まで義援金を受け付けていて、4月6日時点で集まっている約2700万円を、生活が困窮している現地の大学生の学費などに役立てるとしています。

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