兵庫県神戸市では、3月末で閉館する国の登録有形文化財「日本真珠会館」で、建物の中を巡る記念のツアーが開かれました。
真珠の流通拠点として1952年に建てられた「日本真珠会館」は、神戸を代表するモダニズム建築として高く評価されています。
老朽化のため3月末で閉館することが決まっていて、25日のツアーでは、建物を設計した光安義光さんの息子で、建築家の義博さんが参加者に設備や部屋を案内しました。
訪れた人は、真珠の入札場として使うため、窓を大きくし、日の光を多く取り入れた部屋や、地下のボイラー室など普段は入ることのできない場所をめぐり、70年以上にわたる建築物の歴史を感じていました。
日本真珠会館の閉館イベントは3月30日まで開かれます。