■浦和が“奪首”
リーグ創設2シーズン目の女子プロサッカー「WEリーグ」が前半の日程を終えた。
連覇を狙う“初代女王”INAC神戸は、負け知らずの8勝2分0敗で折り返したが、勝点で浦和に「1」及ばず、2位で週末のホーム広島戦(26日 ノエビアスタジアム神戸)から後半戦に臨む。
チームは3月23日、練習を公開し、朴康造(パク・カンジョ)監督と、DF小山史乃観(しのみ)・DF土光真代の両選手が会見に応じた。
■最後の順位が大事
前週の日テレ東京V戦でWEリーグ初得点を挙げた新鋭の小山(大阪府出身 18歳)は、
「もっと点を取りたい。1人でも怖さがある選手になりたい」と会見で語った。
小山は今年1月にセレッソ大阪堺レディースから期限付き移籍してきた。
「優勝を争えるチームでやるためにINAC神戸に来た。優勝に貢献したい」。
日テレから移籍して1年目の土光は、「手探りで始め、試合を重ねるにつれて守備の形ができてきた。(小山ら)新しいメンバーも加わり、その良さを出しながら、残り半分やっていきたい」と語った。
今季から指揮を執る朴監督(元ヴィッセル神戸MF)は、「INAC神戸、日テレ、浦和の3チームが個のレベルでは突出している。2位で折り返したが、最後の順位が大事。ひとつひとつ積み上げていきながら勝ち切りたい」と語った。
<WE(ウイ)リーグ>
2021年に創設された国内初の女子プロサッカーリーグ。旧なでしこリーグ所属や新規参入の計11チームが参入。最初のシーズンはINAC神戸が勝点50(16勝2分2敗)で優勝。今季は2022年10月に開幕し、ことし6月まで各チーム、ホーム&アウェイの20試合を戦う。来季からセレッソ大阪堺レディースが加わり12チームとなる。「WE」とは「Women Empowerment」の略。女性活躍社会の牽引などの設立意義を掲げる。
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サンテレビではINAC神戸の田中美南選手をはじめ、兵庫県内のスポーツチーム選手がスタジオに大集合する特別番組『うきスポ!』を26日夜9時から放送する。
(浮田信明)