丹波篠山市の秋を彩る春日神社のお祭りで豪華な「鉾」を載せた「鉾山」が2023年、110年ぶりに復活することになり、19日「お披露目巡行」が行われました。
江戸時代から350年以上続く春日神社の秋祭りでは、豪華な「鉾」を屋根の上に載せた「鉾山」が城下町を巡行しますが、明治以降は通りに電線が張られたため「鉾」を取り外して行われてきました。
巡行の会場となっている河原町通りで、2021年、電柱を地中に埋める事業が完了したことに伴って、「鉾」を屋根に取り付けることが可能となり、地元住民が110年ぶりに当時の祭りを再現しようと委員会を立ち上げて、9基の「鉾山」のうち2基の「鉾」を修復。
19日は、お披露目をかねて復活巡行が行われ、笛や太鼓でおはやしが奏でられる中、復元した豪華な「鉾」を載せた「鉾山」がおよそ600メートルの通りを巡行しました。
お披露目巡行は5月にも行われ、秋の本番を迎えます。