78年前の神戸空襲で亡くなった犠牲者を追悼する合同慰霊祭が、きょう神戸市内で営まれました。
この合同慰霊祭は、神戸空襲による被害を後世に伝えようと、市民団体「神戸空襲を記録する会」が開いたもので、ことしで52回目を迎えます。
太平洋戦争末期の1945年に幾度も繰り返されたアメリカ軍による空襲で神戸は壊滅的な被害を受けました。
空襲では8000人以上が犠牲となったとされ、慰霊祭の会場となった神戸市兵庫区の薬仙寺（やくせんじ）には、当時、多くの犠牲者が運ばれました。
きょうは、神戸空襲の体験者が当時を振り返り、集まった人たちに平和の尊さを改めて訴えました。
訪れた人たちは鎮魂の祈りを捧げるとともに、平和への決意を新たにしていました。