神戸市垂水区の公園で3月13日、高さ約5メートルの木が倒れ、下敷きになった男子中学生が腰の骨を折る重傷を負いました。幹の内部が腐っていたということで、市は今後、公園内の他の木についても緊急の調査を行うとしています。
神戸市によりますと13日午後4時ごろ、神戸市垂水区名谷町の高曽公園で、ボール遊びをしていた男子中学生(13)が高さ約5メートルの木に引っかかったボールを取ろうとしていたところ、木が倒れ、下敷きになりました。
男子中学生は病院に搬送されましたが、腰の骨を折る重傷だということです。
市は13日午前、倒れた木を撤去するとともに原因を調査。
市によりますと、倒れたのは公園ができた20年以上前に植えられたヤマモモの木で、幹回りは約1メートル、地上から50センチほどのところから折れ、幹の内部が腐っていたということです。
神戸市は市の外郭団体に年に4回の公園内の施設点検を委託していて、倒れた木の腐食については認識されていなかったということです。
市は今後、公園内の他の木についても緊急の調査を行うとしています。