2010年に神戸市北区の路上で高校2年の男子生徒が刺殺された事件で、殺人の罪で起訴された当時17歳の男の裁判員裁判の初公判が2023年6月7日に神戸地裁で開かれることが分かりました。
この事件は2010年10月、神戸市北区の路上で、高校2年の堤将太さん(当時16)が刃物で刺され、殺害されたもので、当時17歳だったパート従業員の男(30)が2021年逮捕され、2022年、殺人の罪で起訴されました。
神戸地検は男の当時の精神状態などを調べるため鑑定留置を行い、その結果、刑事責任能力を問えると判断していて、起訴後に弁護側が請求した精神鑑定でも同様に責任能力を認める結果が出されています。
神戸地裁で6月7日から開かれる裁判員裁判では、男に刑事責任能力があったかどうかなどが争点になるとみられ、判決は6月23日に言い渡される見通しです。