東日本大震災12年 兵庫県のボランティアも追悼の祈り

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東日本大震災の発生から12年を迎えました。津波の被害を受けた宮城県名取市では追悼行事が営まれ、兵庫県から現地入りしたボランティアとともに犠牲者の冥福を祈りました。

12年前の東日本大震災で、宮城県名取市閖上地区は街一帯が津波に襲われ、754人が犠牲となりました。

3月11日、営まれた追悼行事には兵庫県のボランティア団体「神戸・心絆(ここな)」のメンバーなどが駆け付け、神戸から運んだ竹灯籠に火を灯しました。

そして、地震が発生した午後2時46分に合わせて黙とうが捧げられました。

追悼行事に参加した東日本大震災の被災者と兵庫県からのボランティアは、竹灯籠に花を手向け、ともに犠牲者の冥福を祈っていました。 一方、神戸からも東日本大震災の犠牲者に追悼の祈りが捧げられました。

神戸市中央区の東遊園地では毎年3月11日に東日本大震災の追悼行事が行われていて、ことしは「3.11むすぶ」の形に並べられた600本のキャンドルに火が灯されました。

NPO法人HANDS藤本真一代表「阪神淡路大震災を経験した神戸が頑張ることは、他の被災地の皆さんを勇気づけることだと思う。東日本の人たちにエールを送り続けられる街でありたい」

また、東遊園地から分灯された希望の灯りがある岩手県陸前高田市とインターネット中継を結び、地震発生時刻に神戸と東北で同時に黙祷を捧げました。

警察庁によりますと東日本大震災では1万5900人が犠牲となり、今も2523人の行方が分かっていません。

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