東日本大震災の発生からで12年を迎えました。兵庫県西宮市では災害弱者をつくらないための研修や訓練が行われています。
西宮市は地域防災連携訓練の一環として、西宮市国際交流協会と共同で2009年から災害時に外国人をサポートする人の研修を行っています。
研修では東日本大震災の被災地などで外国人支援に携わったNPO法人・多文化共生マネージャー全国協議会の高木和彦(たかぎ・かずひこ)さんが講演。
外国人にとっては避難を促す言葉も分からないことがあるため、多言語による情報発信の重要性などを訴えました。
高木和彦副代表理事
「災害が起きた時に外国の方はどんなことに困るのか、困ることは日本人とどう違うのかといった基礎の部分をしっかり理解していただいて、必要な支援や情報をいろんな国の言語で伝えて、外国人に安心してもらうといった役割を(サポートする人には)担っていただきたい」
午後からは外国人を交え、避難体験や訓練が実施されます。