「銀の馬車道」の路面を初確認 明治時代の近代化遺産で姫路市

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姫路市は9日、明治時代に日本の産業振興を支えた「銀の馬車道」の路面の一部を、発掘調査で初めて確認したと発表しました。

「銀の馬車道」の路面の一部は、姫路市神屋町にある「アクリエひめじ」近くの公園建設予定地で見つかりました。今回確認されたのは、馬車道の路面が幅およそ80センチ、長さ2メートル分と、側溝などです。

「銀の馬車道」は、朝来市の生野鉱山と飾磨港=現在の姫路港を結ぶ、およそ49キロもの馬車専用の高速道路で、重い鉱石の運搬に耐えられるように、砕いた石を敷き詰めて固める当時の最新技術で建設されました。

馬車道は元々の地面から50センチほどかさ上げしてつくられていて、路面が面的に確認されたのは初めてだということです。

姫路市では、この貴重な近代化遺産を公園の中に保存する方向で調整するということです。

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