■B2リーグ
・西宮67-64越谷/3月5日
・西宮57-69越谷/3月6日
■劇的!ブザービーター
B2西宮ストークスは3月5、6の両日、ホーム西宮市立中央体育館に越谷アルファーズを迎えて連戦した。
5日の試合。
前半、9点差をつけられた西宮は、長くチームに在籍する地元出身の谷直樹(川西緑台高-甲南大出身)、松崎賢人(育英高出身)、道原紀晃(神戸科技高出身)のベテラン3人を後半に先発させ、3人のディフェンスでペースを取り戻した。
4Q終盤、試合残り53秒で西宮は道原のフリースローで62-60とリードしたが、越谷もすぐに追い付く。
さらに西宮は残り21秒でジョーダン・ハミルトンがフリースローを2本決めたが、越谷も粘り64-64の同点とした。
残り4秒から西宮が攻撃を開始し、松崎のパスを受けたハミルトンが相手選手をかわし、3ポイントシュート。
終了ブザーと同時にボールがすっぽりとリングを通過した。
試合後、森山知広ヘッドコーチは観客に、「崖っぷちだがこのチームはまだまだ可能性がある」と語った。
■4連勝ならず
月曜に行われた6日の試合。
1Qに西宮は6点リードしたが、2Qに逆転され、そのまま押し切られた。
西宮は今季初の4連勝を逃した。
ブロック数リーグトップのトレイ・ポーター(210㎝)がこの日も越谷のシュートを6本ブロックし、ゴール下で奮闘した。
■混戦、抜け出せるか
西宮はB2東地区3位に浮上したが、同率で福島・青森が並んでいる(3チーム間の勝敗数で順位決定)。
ここまでレギュラーシーズンの3/4を消化し、残り試合は「15」。
次戦は3月11、12の両日、西地区首位(勝率.844)の強敵・佐賀バルーナーズとアウェイで戦う。
道原キャプテンは5日、「ピリピリしながら、いい準備をしていく」とプレーオフ進出を目指す決意を語った。
(浮田信明)