駐在リポートです。今回は丹波篠山市で殿様気分が楽しめるゴージャスなふるさと納税の返礼品をご紹介します。丹波総局の松本カメラマンが取材しました。
今回紹介するゴージャスなものとは?
【丹波篠山市歴史4文化施設 大西由喜課長】
「ふるさと納税で納税していただいた方をお殿様と見立てて、町全体でお殿様をお出迎えするというのがコンセプト」
丹波篠山市が提供する特別なプランの名は、『篠山城大書院貸し切り御成体験』です!
このプランで宿泊できる施設がこちら。ここは明治時代の古民家を改装した、「篠山城下町ホテル NIPPONIA」です。施設の一部は市の景観重要建造物に指定されています。
宿泊するスイートルームには建物の趣を楽しんでもらおうとこんな工夫がありました。
【上杉カメラマン】
「宿泊施設にあるようなテレビだとか明るい照明がないんですよ。古民家のすごくいい雰囲気と相まって、非日常感がすごい」
ツアーでは丹波篠山市の魅力を知ってもらおうと、様々なイベントが用意されています。
まず訪れたのは丹波篠山市を代表する酒蔵「鳳鳴酒造」です。この日行われたデモンストレーションに松本カメラマンも同行させてもらいました。
【スタッフの女性】
「本来でしたら木の樽で仕込んでいたんですけど、最近はホーローで作ることが多く、大体一升瓶に換算すると4000本くらい取れる」
飲み比べが楽しめる試飲のオプションも付いてます。
【参加者】
「おいしい」「まろやか」
体験プランも充実しています。2人が挑戦しているのは篠山藩主・青山忠裕が好んだ青磁器「王地山焼」の絵付け。明治時代に一度途絶え、昭和に入って復活した丹波篠山市の伝統工芸が楽しめます。
また香木を焚いて香りを鑑賞する香道体験もあります。室町時代に誕生した日本の芸道に触れるのも乙なものです
そして、最もゴージャスな気分が楽しめるのがディナー。その会場はなんと、篠山城の大書院。
天守を持たない篠山城にとって、ここは歴代の大名たちが会議や公式行事を行った格式高い場所です。1944年の火災で焼失しましたが、当時の絵図や写真、発掘調査をもとに2000年に復元されました。
食事会場は藩主が家臣と謁見した上段の間です。ディナーは古文書などを参考に作られたメニューで、殿様が食べた料理を時代に合わせゴージャスにアレンジしました。殿様御膳を殿様気分で味わえます。
【体験した市民】
「篠山にいても経験できないことをした。あらためて篠山市内の魅力を感じることができた」
「着物を自分自身できることがないので、楽しくさせていただきました」
さらに夜は篠山城の敷地に特設のバーを開設。ソファーにゆったり座り星空を眺めながらお酒が楽しめます。
すべて、ふるさと納税の返礼品『篠山城大書院貸し切り御成体験』のみの特別仕様となっています。
博物館を貸切って専属ガイドを付けて閲覧が楽しめるものや、絵付け体験を丹波焼体験に変更するなどのカスタマイズも可能だそうで、本当に日常では楽しめない丹波篠山の魅力が堪能できるそうです。
お値段はなんと基本プランで161万4000円。トータルプランなら322万7000円です。