兵庫県姫路市の書写山ロープウェイで2月27日、緊急停止したゴンドラから乗客を救助する訓練が実施されました。
この訓練は、姫路市の書写山ロープウェイで緊急時の対応を確認しようと、2年に一度ロープウェイの関係者と消防が合同で実施しているもので、合わせて約50人が参加しました。
訓練はロープウェイの電気系統の故障によってゴンドラが空中で緊急停止し、中にガイドと乗客が閉じ込められたという想定で行われました。
地上約13メートルで停止したゴンドラまでは、消防隊員がロープを伝って向かいます。
ゴンドラに到着すると地上の部隊と連携を取り、落下防止の措置を取った上で、救助用ロープや担架を使って乗客らを助け出しました。
姫路市西消防署 永田浩章副署長
「今回は(地上に)近い所での訓練です。もう一つ上に上がるとかなり高さがある所がある。そういった所で停止した時にどのように対応するか今後の課題であると考えています」
書写山ロープウェイは2月27日から3月31日まで定期点検のため運休するということです。