旧優生保護法巡る訴訟 兵庫から新たに2人提訴へ

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障害者への不妊・中絶手術を認めていた旧優生保護法を巡っては兵庫県を含む各地で裁判が行われています。

兵庫県在住の耳の聞こえない女性2人が2月26日、国を相手に新たに訴えを起こすと発表しました。

新たに訴えを起こすのは兵庫県に住む耳の聞こえない60代の女性2人です。

旧優生保護法は障害がある人たちへの不妊・中絶手術を認めていて全国で約2万5000件の手術が行われたとされています。

兵庫県でも手術を受けさせられた耳が聞こえない夫婦ら原告5人が国に計1億6500万円の損害賠償を求める訴えを起こしていて3月23日には大阪高裁での判決を控えています。

女性2人はそれぞれ1981年と1990年に子どもを出産する際、説明がないままに不妊手術を受けさせられたということで、原告らの裁判を支援する中で国に計6600万円の損害賠償を求める訴えを起こす意思を固めました。

【新たに訴えを起こす60代の女性】
「裁判を応援してきました。その思いは今も私の思いとして同じように負けないで国に対して訴えていきたいと思います」 

女性2人は、3月3日に神戸地裁に訴訟を提起します。

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