2010年に兵庫県神戸市で起きた男子高校生殺害事件で、2021年逮捕された男への2回目の精神鑑定の結果、検察側は「刑事責任能力は問える」と判断したことが分かりました。
2010年10月、神戸市北区の路上で当時高校2年の堤将太さんが男に刃物で頭や首などを刺され殺害されました。
事件を巡っては、当時17歳で、現場近くに住んでいた男が2021年殺人の疑いで逮捕・起訴され、2回にわたり精神鑑定が行われていました。
関係者によりますと、鑑定結果では、事件当時、男は心神耗弱状態ではなかったということで、神戸地検は改めて刑事責任能力が問えると判断したということです。
逮捕後の調べで男は容疑を認めていて、今後は責任の程度が争点となる見通しです。