瀬戸内海に春の訪れを告げるイカナゴのシンコ漁の解禁日が3月4日に決まりました。去年よりも3日遅い解禁となります。
播磨灘と大阪湾のシンコ漁の解禁日については毎年、漁業者がそれぞれの海域で試験操業を行ったあと、県の水産技術センターが生育状況を解析して判断していて、その結果、ことしの漁の解禁日は3月4日に決まりました。去年よりも3日遅い解禁となります。
県によりますとイカナゴのシンコは2017年以降、深刻な「不漁」が続いていて、おととしは1467トン、去年は1665トンで、かつての1割程度の水準が続いているということです。
県はことしも「不漁」を予想していて、解禁日を遅らせ、操業日数を減らすことで、少しでも来シーズンに資源を残したいとしています。