■V1女子
・姫路3-1デンソー/2月18日
・姫路3-0KUROBE/2月19日
V1女子ヴィクトリーナ姫路は2月18、19日の両日、富山県黒部市に遠征し、今季初めて連勝した。
通算成績は4勝20敗で最下位は変わらない。
■鮮やかな逆転勝ち
18日の試合。
姫路は第1セットを簡単に落とし、日本代表・宮部藍梨を先発させた第2セットも9-13とリードされた。
しかし金田莉実の連続サービスエースなどで追い付き、日本代表・佐々木千紘の連続ブロックや宮部のスパイクなどでセットを奪った。
第3セットは8-8から金田のブロックなどで5連続得点し、そのまま押し切った。
第4セットは終盤まで22-22と競り合ったが、セッター櫻井美樹はエースのセレスレ・プラク(オランダ代表)にボールを集中。プラクが2本のスパイクを決めてデンソーを突き放した。
プラクは計69本のスパイクを打ち(決定率39.1%)、バックアタックも6本決めた。
■3人がアタック競演
19日の試合。
姫路は前日に続いて、レフト(OH)に宮部と松本愛希穂、セッター対角(ライト)にプラクを置いた。
姫路は第1、第2セットを連取。
第3セットも24-23としてマッチポイントを握ったが、ホームのKUROBEは粘ってデュースに持ち込んだ。
しかしKUROBEはここからサーブミスとスパイクミスを連発し、姫路が今季初のストレート勝ちを収めた。
プラク、宮部、松本の3人がそれぞれアタックで13得点を挙げ、松本はアタック決定率50%をマークした。
試合後、松本は「自分に与えられた役割りを120%やろうと思った」と語り、120%できたかと問われると、笑顔で「はい」と答えていた。
この連戦で姫路は、内定選手の野津亜珠佳(兵庫県たつの市出身 筑波大在学)や、明海大在学の堤亜里菜を出場させた。
■残り9試合
V1女子は12チームが総当たりで3試合ずつ計33試合を戦う。
順位は勝利数で決まり、同一勝利数の場合は「ポイント」(3-0か3-1で勝利すると「3」、3-2で勝利すると「2」、2-3で敗れると「1」が与えられる)で決める。
4位以上がプレーオフに進んで優勝を争い、11位と12位はV2との入れ替え戦が待っている。
入れ替え戦出場を免れたい姫路だが、24試合を消化して、10位KUROBEとはなお勝利数「4」差がある。
次戦はホーム、ヴィクトリーナ・ウインク体育館に首位JT(25日)、11位岡山(26日)を迎える。
もう1戦も負けられない!
(浮田信明)