交通事故に遭った高齢女性を救護 相生市の女子高校生に感謝状

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交通事故に遭った80代の女性を救護したなどとして、兵庫県相生市の高校に通う女子生徒に警察から感謝状が贈られました。

赤穂警察署の堀井昭彦署長から感謝状を手渡されたのは、兵庫県立相生産業高校3年生の小林未来さん(18)です。

小林さんは、1月18日の夕方、学校から帰る途中に赤穂市内の交差点で意識をなくした状態で頭から血を流して倒れていた80代の女性を見つけました。女性は、自転車で横断歩道を渡る途中に、後ろから曲がって来た自動車に巻き込まれたということです。

小林さんは二次被害を防ぐため、自分の自転車を盾代わりに置き、傷口をタオルで押さえ止血しながら、救急隊員が到着するまで「大丈夫ですか」と声を掛け続けました。女性はその後意識を取り戻し、けがの程度も軽傷だったということです。

今回のとっさに取った救護活動。小林さんは、母親からの「ある教え」があったからだと話します。

「困っている人がいたら助けてあげなさい」「それが助けたら、自分に返ってくるので」

赤穂警察署管内では、2022年9月にも、交通事故に遭った車に閉じ込められた80代の男性を救助したとして、相生産業高校の野球部員3人に感謝状が贈られています。

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