無病息災や五穀豊穣を願い鬼たちが練り歩く伝統行事「鬼こそ」が、兵庫県丹波市の常勝寺(じょうしょうじ)で行われました。
丹波市の常勝寺に伝わる「鬼こそ」は、寺の開祖・法道仙人(ほうどう・せんにん)が鬼を改心させたという伝説にちなんで始まった、約600年の歴史がある伝統行事です。
今回は、地元の小学5年生藤本幸佑(ふじもと・こうすけ)君が法道仙人役を務め、続いて4体の鬼たちが、五穀豊穣や無病息災を祈りながら力強い足取りで本堂の回廊を練り歩きました。
また、持ち帰ると家内安全などの御利益があるとされるたいまつが投げ入れられると、訪れた人たちは我先にと取り合っていました。
地元の人たちは伝統行事を見守りながら、地域の安全を願っていました。