世界遺産に登録されてから2023年で30年となる国宝・姫路城で、「菱の門(ひしのもん)」にある櫓が2月11日から特別公開されています。
入城口からすぐにあり、黒の漆と飾り金具の格子窓が施された「菱の門」は、姫路城に現存する城門のうち、最も大きい門です。
今回初めて公開されたのは「菱の門」の2階にあり、守りの拠点だった櫓で、武器を保管していたとみられる3つの部屋がある他、石を落として敵を攻撃する「石落とし」の仕掛けがあります。
また、姫路城城主の家老河合寸翁(かわい・すんおう)が愛用したすずりや、資料を保管していた黒漆塗りの長持も初めて公開されています。
訪れた人は、初めて公開される部屋の様子を写真に収めていました。
菱の門の櫓の特別公開は3月12日まで行われています。