尼崎市消防局が救急搬送でミス チューブを誤挿管し男性が死亡

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尼崎市消防局は、自宅で心肺停止の状態となった70代の男性を救急搬送した際に、気管に挿入するチューブを誤って食道に入れるミスがあったと発表しました。男性は搬送先の病院で死亡しました。

尼崎市消防局によりますと、2月3日午前9時半ごろ、尼崎市に住む70代の男性が浴室で意識を失っていると通報がありました。

救急隊員が駆けつけたところ、男性は心肺停止の状態となっていて、50代の男性救急救命士が救命措置を行い、酸素を送り込むチューブを気管ではなく、誤って食道に入れたということです。男性はそのまま病院へ搬送され、4時間後に死亡しました。

市の聞き取りに対し、男性救急救命士は「搬送時の確認不足だった」と話しているということです。

食道への誤った挿管と死亡との因果関係は不明ということですが、市は今回の事実関係を詳しく調べるとともに、再発防止に向けて取り組むとしています。

尼崎市では去年1月にも同様のケースで80代の女性が死亡する事案が発生しています。

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