南あわじ市「イングランドの丘」 コアラの赤ちゃんら2匹の献花台

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南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」で1月、赤ちゃんコアラなど2匹が相次いで死にました。 施設には献花台が設けられ、訪れた人たちが花を手向けています。

「淡路ファームパーク・イングランドの丘」のコアラ館に設置されているのは、1月末、相次いで死んだ「赤ちゃんコアラ」と「ゆうき」の献花台です。

「赤ちゃんコアラ」は2022年8月、雌の北方系コアラ「うみ」と雄の「ピーター」の間に生まれました。施設でのコアラの誕生は9年ぶりでした。

1月13日に、初めて「うみ」のおなかの袋から顔を出しましたが、28日に袋から出た後ろ足が動かず、死んでいるのがわかりました。胃の中に母乳がなかったため衰弱死とみられています。生後わずか5か月でした。

【イングランドの丘 施設管理課 後藤敦課長】
「すごく楽しみにしていた待望の赤ちゃんなので一同みな本当に残念に思っています。当時はオスかメスかもわかっていなかったので性別が分かり次第、相性の募集を考えていました」

一方、南方系コアラ「ゆうき」は2011年にオーストラリアから寄贈を受けて施設にやってきました。 2013年に肺炎を患い、2月27日に容体が急変して13歳で死にました。 人間の年齢では、70代に相当するということです。

【後藤課長】
「コアラの平均寿命が15歳くらいといわれているのでもう少し生きられるかなとは思っていたんですけど、呼吸器系の病気だったので仕方ないかな」

2月4日に設けられた献花台には「赤ちゃんコアラ」と「ゆうき」のパネルが飾られていて、訪れた人たちは2匹へのメッセージを添えた手紙を供え花を手向けていました。 イングランドの丘で飼育しているコアラはこれで4匹となります。

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