神戸海上保安部は、きょう午後、神戸市中央区の川崎重工業の岸壁で、潜水艦「せきりゅう」から燃料油が海上に流出したと発表しました。オイルフェンスを設置しているため、周辺海域への流出はないということです。
きょう午後2時20分ごろ、神戸市中央区の川崎重工業の岸壁で、潜水艦「せきりゅう」の乗員から「燃料油を海上に流出させた」と神戸海上保安部に連絡がありました。
神戸海上保安部の巡視艇「しらぎく」が出動して調べたところ、定期修理中の潜水艦「せきりゅう」で、作業員が軽油に含まれた不純物などを分離させ、燃料効率を上げるための作業を行っていたところ、配管など、いずれかの場所から燃料油(軽油)を流出させたということです。
オイルフェンスを設置しているため、周辺海域への流出はないということで、現在、油吸着マットを使用し、防除作業を行っています。
潜水艦「せきりゅう」は海上自衛隊潜水艦隊第1潜水隊群第5潜水隊に所属しています。
神戸海上保安部が流出した燃料油の量と、詳しい流出の原因を調べています。