使い古した針を納め、裁縫の上達を願う「針供養」が、神戸市内の神社で営まれました。
神戸市兵庫区の厳島神社では江戸時代から毎年、事始めの2月8日に針供養を営んでいます。
日本和裁士会兵庫県支部のメンバーなど裁縫に関わる市民が参列し、折れたり曲がったりして使えなくなった古い針を用意された特製のこんにゃくに刺し、手を合わせていました。
厳島神社の境内には女性の守り神とされる淡島神がまつられていて、針仕事を担ってきた女性のために針供養が行われるようになったということです。参拝した人たちは1年間の感謝の気持ちを捧げると共に裁縫の上達を祈っていました。