西宮の病院建設予定地で発掘調査進む 津門大塚町遺跡で市民に説明会

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古墳時代の円墳などが見つかっている兵庫県西宮市の津門大塚町遺跡で、新たな古墳と竪穴建物の跡が見つかったことを受け、現地で説明会が開かれました。

津門大塚町遺跡は、アサヒビール西宮工場跡地に県立西宮総合医療センター(仮称)を建設することに伴い、2022年6月からおよそ2500平方メートルにわたり発掘調査が行われています。

これまでの調査では、古墳時代前期と後期の円墳2基と方墳6基が地中から見つかっていて、こうした「埋没古墳」の発見は西宮市内では初めてのことです。

今回は、新たに古墳時代中期前葉とみられる2基の埋没古墳と竪穴建物33棟が見つかり、4日、担当者が調査の成果を市民に報告しました。

出土品の状況から、鉄製品の加工や生産を行った集団だった可能性が考えられていて、出土品の一部は、播磨町の県立考古博物館で2月7日から展示されます。

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