神戸市立王子動物園は、園内で、2月2日午前に見つかった野鳥のカラスの死がいから鳥インフルエンザウイルスが検出され、当面の間、閉園すると発表しました。
王子動物園によりますと、2日午前7時半過ぎ、夜行性動物などを飼育する獣舎の裏で野鳥のカラスが死んでいるのが見つかり、2回の簡易検査で鳥インフルエンザの陽性が確認されました。
王子動物園では、2022年12月時点でフラミンゴやペンギンなど51種類367羽の鳥を飼育していますが、野鳥と接触しないよう防鳥ネットを整備したり消毒を行うなどし、鳥インフルエンザ対策を実施しています。
これまでにも野鳥の死がいが見つかるごとに検査を行ってきましたが、鳥インフルエンザが検出されるのは1951年の開園以来初めてだということです。
動物園は今のところ飼育している他の鳥に異常はないとしていますが、当面の間、臨時閉園するとしています。
新たな感染の確認がなければ、1週間程度での開園を予定していて、詳細は、園のホームページなどで公開するということです。