神戸市の解体予定の住宅で災害警備訓練実施

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すでに役目を終えた解体予定の旧市営住宅を使った災害警備訓練が、神戸市内で行われました。

訓練が行われたのは、1961年に建てられ、1995年まで入居者がいた、神戸市中央区の旧市営新生田川住宅6号棟です。

兵庫県警が神戸市消防と協力して実施したこの訓練は、実際の災害救助を再現しようと、解体予定の住宅を使って行われました。

南海トラフ地震が発生し、市営住宅の一部が倒壊、建物内に4人が取り残された想定で行われ、災害対策課の警察官や消防署員らが、玄関扉をエンジンカッターで破った後、室内のドアを壊して部屋に入り、住民の救助に当たりました。

【葺合警察署 三山哲史警備課長】
「災害の備えとしてはどれだけ想定できるか、災害想定できるかといった中で実際の現場を使って訓練できるということは訓練に従事した者にとっては非常に大きな経験になるのではなと思います」

部屋に残されたままの家具も使われ、実際の災害現場さながらの訓練となりました。

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