神戸市は、倒壊する恐れがある所有者不明の垂水区の空き家について、市の権限で取り壊しを行う行政代執行に着手しました。
行政代執行が行われたのは、神戸市垂水区王居殿にある木造平屋建ての一軒家です。
神戸市によりますと、この家には少なくとも2015年ごろから誰も住んでいないとみられ、建物や土地の所有者もわかっていないということです。
市はこれまで断続的に調査を行なってきましたが、屋根や外壁の傷みが激しく、今後さらに倒壊するおそれがあり、近隣住民や通行人に被害がおよぶ危険性があることから、今回の代執行に踏み切りました。
工事にかかる費用およそ130万円は市が負担し、作業は2月下旬まで、続くということです。