2015年に芦屋市で女性が死亡し、傷害の疑いで逮捕された元交際相手の男性が不起訴となった事件を巡り、検察が遺族からの再捜査の要請に応じないと決めたことを受け30日、遺族が会見を開きました。
2015年12月、芦屋市で、当時27歳だった有友尚子さんが、元交際相手の男性から殴られて意識不明となり、13日後に死亡しました。
男性は傷害の疑いで逮捕されましたが、殴られたことと死亡の因果関係が立証できないとして不起訴処分となっていて、尚子さんの母親は去年7月、「死因は殴られたことによるくも膜下出血」とする医師の意見書などを基に神戸地検尼崎支部に再捜査を求めていました。
尚子さんの母親は30日の会見で、検察から「男性の正当防衛が成立した可能性も否定できない」として再捜査の要請に応じられないと説明を受けたと明らかにしました。
尚子さんの母親は、新たな証拠を探して真実を追求したいとしています。