氷の厚さが足りず延期されていた六甲山の「氷の切り出し作業」が27日、予定より1週間遅れて実施されました。
神戸市灘区の六甲山頂にある「自然体感展望台六甲枝垂れ」には、雨水を貯めて冬の寒さで氷を作る「氷棚」が設けられていて、27日は氷の切り出しが行われました。
切り出し作業は毎年1月20日の「大寒」の日に実施されていますが、ことしは氷が薄かったため延期となっていました。
ここ数日の寒波の影響で氷が厚くなったため、27日は午前10時からスタッフが厚さおよそ7センチの氷をチェーンソーで次々と切り出し、展望台の中にある「氷室」へ運び込んでいきました。
氷は氷室で貯蔵され、夏場には外から展望台の内部に風を取り入れる冷風体験が行われます。