【長尾クリニック 長尾和宏医師】
「5類にした方がキャパシティーが広がるから医療逼迫が起こりにくい。発熱難民と言われている人が今でもいるが、それが解消されて平時に戻っていく。毎年インフルエンザが結構増えても別に医療崩壊しない。5類にすることで医療崩壊を防げるということをご理解いただけたらと思う」
これまで3000人以上の新型コロナ患者を診察し、ワクチン接種後の後遺症患者を診てきた尼崎市の長尾クリニックの長尾和宏医師。早い段階から感染症法の位置づけを5類以下に移行する必要性を訴えてきました。
【長尾医師】(2022年1月放送)
「インフルエンザと同じような扱い。5類にしてほしいことを強く要望する。インフルと同じ扱いということで、従来インフルエンザを診ていた医療機関が同じようにコロナも診られる」
【長尾医師】
「現在は医療機関、開業医から病院に直接入院を依頼することが一切できない。開業医が電話しても『コロナですからとコロナは保健所からの連絡しか受けません』と病院に応えられる。保健所を介さないでやりとりできるということで病院側も非常に助かる。医療逼迫もなくなる。
もし悪いことがあるとしたら1点だけ。医療費の負担が現在のコロナに関しては無料。例えばいろいろな薬、検査などで何千円かかかったとして、生活困窮者や高いコロナの新薬を使った場合に、何らかの助成をすることはあっていいと思う」