22日未明、神戸市兵庫区の集合住宅で8人が死傷した火災で、死亡した4人には、目立った外傷がなかったことが分かりました。警察は23日司法解剖を行い、詳しい死因を調べる方針です。

警察と消防は午前9時ごろから現場検証を行い、火災の起きた集合住宅の1階と2階部分を中心に詳しく調べています。 きのう未明、神戸市兵庫区の3階建て集合住宅で起きた火災では、いずれも1階に住む山口勝弘さん（77）と村上忠雄さん（86）、木村敏彦さん（78）、津田正行さん（79）の4人が死亡し、2人が意識不明の重体、2人が重傷を負いました。

8人は全員1階で見つかりました。 亡くなった4人に刺し傷などの外傷はなかったということで、警察は、一酸化炭素中毒などになった可能性もあるとみて司法解剖を行い、詳しい死因を調べることにしています。

警察などは近隣住民の話などから、1階の南側の部屋が火元の可能性もあるとみて、現場検証を続け、当時の状況や出火の原因を調べる方針です。