神戸市教育委員会は来年度の教員採用を大幅に拡大したことを受け、初めて教壇に立つ新卒者を対象に「採用前研修」を行うと発表しました。
神戸市教育委員会によりますと、教員不足などから来年度は前年度より200人以上多い451人の教員を採用していて、このうちおよそ150人が教壇に立った経験がない新卒者だということです。
新規採用者を対象とした研修はこれまでにも採用後の4月から通年で実施していましたが、1学期開始後すぐに授業を行うため「十分な準備ができず不安」などの声が上がっていました。
新卒者を対象とした研修は採用前の2月と3月に実施され、児童らとの接し方や授業づくりなど実践的な指導力を学ぶということです。
このほか市教委は中学校への入学に向けた準備期間を確保するため、小学校の卒業式を1日前倒しするほか中学校の卒業式を公立高校入試前から入試の2日後へ変更すると発表しました。